スピードネット株式会社は8月30日、光ファイバを利用した上り/下り最大100Mbpsのインターネット常時接続サービスを9月中旬をメドに開始すると発表した。これまで同社では、無線LANシステムを使用したインターネット接続サービスを提供してきたが、FTTHサービスに本格参入することになる。
サービスは、現在無線LANシステムによるサービス提供地域である、埼玉県さいたま市、東京都杉並区、練馬区から申込み受付を開始する。バックボーンに東京電力の光ファイバ網を使用しており、順次、サービスエリアを拡大させていく予定。
これまで提供してきた無線アクセス方式は、東京電力の持つ光ファイバをバックボーンにして、電柱まで引かれた光ファイバに無線アクセスポイントを設置。加入者宅に無線アクセスポイントの子機を設置して接続するという方式だった。FTTHサービスでは、この電柱からさらに光ファイバを加入者宅に敷設してサービスを提供する形になる。
具体的なサービス開始時期は、総務大臣の認可後速やかにサービスを開始する予定で、9月中旬頃になる見込み。サービス料金は、標準的な工事費がマンション・アパートの場合9900円、一戸建ての場合2万8000円を設定しており、月額料金はプロバイダー料金込みで、マンション・アパートの場合4950円、一戸建てが1万2800円となっている。
なお、現在無線アクセスサービスに加入しているユーザーが、有線アクセスに移行したい場合、変更手数料は無料で、メールアドレスもそのまま利用できる。
スピードネットでは、マンション・アパートのインターネット高速化に最適なソリューションとして、集合住宅向けにインターネットサービスを提供している第2種電気通信事業者にも接続サービスを提供していく予定だ。
□ニュースリリース
http://www.speednet.co.jp/release/010830.html
□スピードネット株式会社
http://www.speednet.co.jp/
(遠藤 剛)
2001/08/30 18:37
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