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ヤマハ株式会社は、ISDNとADSL/CATVインターネットに対応したルーター「RTA54i」の不具合修正と機能追加を行なうベータ版ファームウェアをリリースした。ファームウェアのリビジョンはRev.04.03.16(β)。
リリースされたベータ版ファームウェアでは、一部のCATVインターネット事業者との接続時にDHCPによるIPアドレスの取得ができない不具合や、TA機能をWindows 2000で使用するとCRCエラーが発生し通信できなくなる不具合が修正されているほか、通信の異常終了時に指定時間ごとに再接続を試みる「LCPキープアライブによる常時接続機能」を実装するなど、いくつかの機能追加も行なわれている。
リビジョンアップ作業にはWindows版とMacintosh版のリビジョンアップ・プログラムを入手し実行する方法と、ファームウェアのバイナリを入手しRTシリーズ共通のtftpクライアントを使用して書き換える方法がある。
Rev.04.03.16(β)はベータ版のファームウェアであるため、リビジョンアップ後の動作保証と発生する問題についてヤマハのサポートを受けることはできない。ヤマハでは、リビジョンアップ前に現在の設定を保存することを推奨している。
Rev.04.03.16(β)の変更点
- 一部のCATV事業者との接続時にDHCPによりIPアドレスを取得することができない不具合を修正。
- TA機能をWindows2000で使用するとCRCエラーが発生し通信できなくなる不具合の修正。
- LCPキープアライブによる常時接続機能を実装。
- ip filterコマンドにtcpflagオプションを追加。
- nat descriptorの最大適用数を2から16に変更。
- leased keepalive log コマンドのデフォルト値をoffに変更。
- 三者通話中の不具合により、システムがハングアップするバグの修正。
- Bチャネルが2つ接続されている状態でデータ呼着信を受けると、発着信をおこなえなくなるバグの修正。
- 相手から通話を切断されたときオフフックした状態で30秒以上経過すると発生するバグの修正。
- USB経由でconsole lines infinityを設定後show commandを実行すると途中で表示が止まるバグの修正。
□Rev.4.03.12からの変更点
http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RTA54i/beta-release/relnote_04_03_16b.txt
□RTA54i公開ベータ版ファームウェア
http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RTA54i/beta-release/index.html
□tftpクライアント
http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/utility/index.html
□RTA54i製品情報
http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RTA54i/
□ヤマハ
http://www.yamaha.co.jp/
(水倉 正俊)
2001/09/05 18:48
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