日本ヒューレット・パッカード株式会社とネクストコム株式会社は、ストリーミングコンテンツなどを効率的に配信するためのCDN構築やインテグレーションサービスを共同で行なうことに合意したと発表した。
ブロードバンド対応の高品質なストリーミングコンテンツは、配信時に大量のデータを扱うためにネットワークの負担が大きい。これを分散させるためにはCDN(Contents Delivery Network)の構築が効果的だが、CDN自体の構築ノウハウが十分に確立されていないため商用サービスで利用するには不安定な側面があった。
ネクストコムはさまざまな機器を使用したネットワーク機器の構築ノウハウを持っており、また独自の負荷分散システム「SSLB(Streaming Media Server Load Balancer)」を発表している。
今回の提携により、これらネクストコムのさまざまなノウハウやSSLBと日本HPが持つサーバーやストーレージを組み合わせるとともに、エンジニアの技術交流や実機を使っての検証、営業の相互協力などを行ない、効率的なCDNの構築技術を蓄積、キャリア向けに提供していく。
□ニュースリリース
http://www.jpn.hp.com/companyinfo/pressrelease/fy2001/bco131NextCom.htm
□SSLB
http://www.nextcom.co.jp/nextcom/sslb/sslb.htm
□ネクストコム
http://www.nextcom.co.jp/
□日本ヒューレット・パッカード
http://welcome3.hp.com/country/jp/jpn/welcome.htm
(笠井 康伸)
2001/09/07 00:01
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