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　ビットキャット株式会社は9月10日、光ファイバを利用した100MbpsのFTTHサービスに参入すると発表した。サービス提供は11月1日からで、家庭向けと業務向けのメニューを用意している。家庭向けでは月額2980円からのコースを用意するなど、低額な料金を設定した。

　家庭向けには、通信速度最大100Mbpsの接続サービス「bitcat 100MEGA ホームプラン」を提供する。プランAが初期費用が3万9800円で月額料金は2980円、プランBでは初期費用は無料だが月額4980円の2コースを用意する。いずれも回線使用料、プロバイダー料を含んでおり、加入者にはグローバルIPアドレスが1個割り振られるが、サーバーの設置は認められていない。

　集合住宅へは棟内にカテゴリー5の配線を敷設しLAN環境を構築して提供する計画で、マンション内に設置するルーターなどの設備や回線敷設工事費用はビットキャット側で負担する。そのため、マンション管理組合側は設置の承認を取り付けるだけで導入できる。

　ただし、棟内に加入者が30戸以上あることと、マンションの屋上に、従来からビットキャットが提供している2.4GHz帯の無線LANインターネットサービス「bitcatホームプラン」のアクセスポイントを設置することが条件。ビットキャットでは、周辺400mを対象に通信速度2Mbpsの無線インターネットサービスが提供可能となることで、工事費などの収支を合わせていく考えだ。なお、マンションへの導入の場合、各戸で回線をシェアする形になるため、集合住宅の加入状況に合わせてバックボーン回線の太さを決めていくという。

　また、業務用として、通信速度10Mbpsの「bitcat SOHOプラン 10MEGA」（月額2万8000円、初期費用8万8000円）、100Mbpsの「bitcat SOHOプラン 100MEGA」（同4万8000円、同8万8000円）も提供する。こちらは、グローバルIPアドレスが標準で8個割り振られ、サーバーを運用することが可能だ。

　サービス提供エリアは、東京都の23区、三鷹市、調布市、武蔵野市、西東京市、町田市、神奈川県横浜市、川崎市、藤沢市、相模原市、千葉県千葉市、市川市、習志野市の一部、浦安市、柏市、埼玉県さいたま市、川口市、草加市の一部、越谷市の一部、和光市、朝霞市。

　ビットキャットは三井不動産株式会社と株式会社コーラスが共同で昨年10月に設立。今年1月から業務用サービスを開始、6月から家庭用のサービスを提供してきた。企業向けではハウジングサービス、レンタルサーバーなどを提供しており、家庭用では2.4GHzの無線LANを使用したインターネット接続サービスを提供している。

□ニュースリリース
http://www.bitcat.com/whatsnew/whatsnew.html
□ビットキャット
http://www.bitcat.com/

（遠藤　剛）
2001/09/10 20:48