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　株式会社メルコは、CATV/ADSLインターネット接続に対応したルーター「BLR-TX4」の不具合の修正やいくつかの機能追加を行なうベータ版ファームウェアを9月10日に公開した。ファームウェアのバージョンはVer.1.20β1。

　リリースされたVer.1.20β1では、特定のCATVインターネット事業者との接続時にDHCPによりIPアドレスなどの情報が正常に取得できないといった不具合の修正のほか、設定項目の保存機能、静的IPマスカレード変換をLAN側からWAN側へのパケットでも可能にするなどいくつかの機能追加も行なわれている。

　アップデート作業にはBLR-TX4と同一のネットワークに存在するPCで動作するWindows Me/98/95/2000/NT4.0が必要。ダウンロードしてきた圧縮ファイルを解凍後に生成されるBLRUP120.exeを実行することで起動される「ファームウェア更新ユーティリティ」によりアップデート作業が開始される。

ファームウェアVer.1.21β1での変更点（一部）

• 設定項目の保存、書き込みの機能の搭載
  
• DHCPで正常に情報取得できない問題を修正
  
• PPPoEパケットのフラグメント化を正常に行なえない問題の修正
  
• PPPoEでキープアライブの有効、無効を選択できるようにした
  
• 静的IPマスカレードの変換をLAN側からWAN側へのパケットも対象とした
  
• 破棄されたパケットをログ表示する設定項目を追加
  
• 有線LANからの設定を禁止する簡易フィルタを追加
  
• パケットフィルタの動作で拒否と無視を選択できるようにした
  
• ログをファイルに保存できるようにした
  

□ファームウェアダウンロードサービス
http://buffalo.melcoinc.co.jp/download/driver/lan/blr-tx4.html
□株式会社メルコ
http://www.melcoinc.co.jp/

（水倉 正俊）
2001/09/10 20:32