総務省通信基盤局は、NTT東日本とNTT西日本が総務大臣に提出したNTT局舎内の光ファイバ利用に関する接続約款の変更について、外部事業者の意見を求める発表を行なった。
これは、NTT東日本、NTT西日本の局舎内にWDM(波長分割多重技術:Wavelength Division Multiplexing)などのコロケーション装置を設置する際に、中継する光ファイバをNTTから借り受けるときの使用料金を、NTTの約款に制定するもの。コロケーション装置までの光ファイバは、これまで事業者自身が敷設するか、NTTと個別に協議して光ファイバを借り受けて接続を行なっていた。この料金を約款で設定することで、事業者にとっては個別折衝の時間が短縮されることになる。
NTTが総務大臣に提出した認可申請では、NTT局内でのCTF(Cable Termination Frame、中継光ファイバーを収容する装置)から、WDMやルーターなどのコロケーション装置までと、コロケーション装置からFTM(Fiber Termination Module、加入者光ファイバーを収容する装置)までの光ファイバを、1芯あたり月額390円で提供する(同一ビル内)としている。また、NTT局舎の同一敷地内でビルをまたがって光ファイバを利用する場合は、1芯1メートルあたり月額4.29円で提供することとしている。
通信基盤局では、9月14日まで外部事業者などに意見を求めている。
□関連記事「NTT東日本、NTT西日本、NTT局内の光ファイバ接続時の提供条件を設定」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2001/08/29/ntt.htm
□ニュースリリース
http://www.joho.soumu.go.jp/pressrelease/japanese/sogo_tsusin/010831_4.html
□総務省
http://www.soumu.go.jp/
(遠藤 剛)
2001/09/10 13:05
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