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BUG、Windows Based Terminalを使ったAIPサービス「RINZO」を開始

連絡先:
RINZO事業部
Tel: 011-899-3515
Fax: 011-899-7091
E-mail:sales@rinzo.net
URL:http://www.rinzo.net



 ビー・ユー・ジー株式会社(BUG)は10月1日から、Windows Based Terminal(WBT)を使用したAIP(アプリケーション・インフラストラクチャ・プロバイダー)サービス「RINZO(リンゾー)」の提供を開始すると発表した。とくに中小企業のIT導入支援のサービスとして、安価な初期コスト、システムメンテナンスなどのバックアップ体制を整えて、ビジネスに必要なソフトウェア・ハードウェアを定額でオールインワンパッケージにして提供する。

 RINZOはネットワークサーバーをデータセンターに設置して、ADSL回線などでデータセンターと事業者を接続。WBTを利用してサーバーにインストールされたアプリケーションを利用できるシステムパッケージサービス。

 WBTはアプリケーションをサーバー側で実行させ、その結果だけをWindowsCEベースのWBTの画面に表示するというもので、アプリケーションの実行、データの格納、ソフトウェアのバージョン管理などはサーバー側で行なわれる。また、クライアント側にはハードディスクなど稼動部がないため、TCO(Total Cost of Ownership)削減に効果があるとされている。RINZO端末であるWBTには、ICカードリーダーが搭載され、ICカードユーザーごとに判別するため、同じWBTを共有していても、各ユーザーの電子メールボックスやデータフォルダへのアクセス制限がかかるのでプライバシーも保持できる。

 RINZOでは、データセンターの保守管理をBUGが行なうほか、RINZOで提供されるアプリケーションの使い方までサポートするRINZOコンタクトセンタを設置して、ユーザー企業のサポートを行なう。ネットワークを経由して、ユーザーのWBTにアクセスし、実際にユーザーが使用している画面を見ながら、マウスやキーボードを操作してサポートする。

 RINZOで提供されるアプリケーションは、マイクロソフトの「Word」「Excel」「PowerPoint」「Outlook」。サービス開始当初はOffice 2000のバージョンでスタートさせ、安定性を確認した上で各ソフトともOffice XPに更新していく予定。こうしたソフトウェアのバージョンアップでも更新料は不要。

 ハードウェアとして、RINZO端末(ICカードリーダー付きのWBT)、15インチTFT液晶モニタ、キーボード、マウス、ネットワーク関連機材(ハブ、ルーターなど)、A4モノクロレーザープリンタ(10端末あたり1台)、事務所内LAN工事、高速通信回線(ADSLなど)。その他オプションとして、販売会計ソフト、販売管理ソフト、給与ソフトなども利用が可能。

 価格は、1事業所あたり5台が最小の契約単位としており、初回契約料が5万円、RINZO端末利用料が1台あたり月額1万9000円、RINZO ICカード追加利用料金が月額8500円。データセンターと事業所を接続するADSL回線使用料は月額料金の中に含まれる。

 なお、2001年末までは、RINZOサービス開始記念として初回契約料5万円が無料となるキャンペーンを実施している。

 また、販売については、サービス開始当初は北海道内の代理店を通じて販売するが、2002年にも首都圏に代理店を通じて販売をしていく予定でいるという。


□ニュースリリース
http://www.bug.co.jp/topics/rinzo.html
□ビー・ユー・ジー
http://www.bug.co.jp/

遠藤 剛
2001/09/11 17:24

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