株式会社プロデュース・オン・デマンド(PoD)は、株式会社有線ブロードネットワークスと楽天株式会社が共同出資して設立した、ブロードバンドコンテンツポータルの「ABC(All Broadband Contents)」へコンテンツ配信のシステム提供を行なうと発表した。
PoDでは、今年3月から、キャッシュサーバー分散配置方式によるマルチISPへの動画コンテンツ配信サービス「Digital Cascade(デジタル・カスケード)」を運用している。これは配信サーバーから映像ソースが1本だけ配信され、提携ISPに置かれたキャッシュサーバーがそこでストリーミング配信を行なうもの。ボトルネックとなるInternet eXchange(IX)を通さずに配信が可能で、各ISPに置かれたキャッシュサーバーでは配信帯域64kbpsで最大2万5000人の同時視聴が可能という。現在提携しているISP 10社を合わせると最大約15万人が視聴可能な国内最大規模の配信システムを実現している。
ABCでは、このDigital Cascadeを採用してコンテンツ配信を行なう計画。今回の提携には、株式会社アイ・ピー・レボルーション、株式会社アッカ・ネットワークス、イー・アクセス株式会社、株式会社エヌ・ティ・ティピーシー コミュニケーションズ、株式会社ブロードバンド・エクスチェンジが賛同しており、ABCのコンテンツを利用する予定だ。
□関連記事「有線ブロードと楽天、ブロードバンドコンテンツ配信の新会社」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2001/09/19/abc.htm
□株式会社プロデュース・オン・デマンド
http://www.pod.tv/
(遠藤 剛)
2001/09/20 15:57
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