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無線LANアクセスポイント「インテル PRO/Wireless2011B LAN アクセスポイント」 |
インテル株式会社は、無線LANアクセスポイントおよび、無線LAN対応ADSL/CATVルーター、PCカード型無線LANカードなど無線LAN製品のラインアップを発表した。いずれも法人向けの製品だがインテルでは一般小売も行なうとしている。販売開始予定は10月上旬。
今回発表された3製品はIEEE 802.11bに準拠、最大11Mbpsでの通信機能やローミング機能を備える。64bit/128bitのWEP、ESSID、アクセスコントロールリスト(ACL)を用いたコンピュータ名によるアクセス制御を行なうことができる。
無線LANアクセスポイントの「インテル PRO/Wireless2011B LAN アクセスポイント」は最大127のクライアントを接続可能なほか、国外の無線LAN機器とも接続可能なIEEE802.11d準拠のインターナショナルローミング機能を備えるなど、比較的規模の大きなオフィスでの利用に対応する製品となっている。
無線出力をネットワークの規模に応じて5段階に調節できるほか、オプションでイーサネットケーブルによる電源供給機能や外部アンテナの利用も可能となる。インターフェイスは10BASE-T/100BSE-TX×1を備え、管理機能はWeb、Telnet、シリアルポートに対応する。
無線LAN対応のADSL/CATVルーター「インテル ワイヤレス・ゲートウェイ」は、PPPoEやDHCPといったプロトコルに対応した製品。IPアドレス、ポート番号、MACアドレスによるアクセス制御機能や、手軽にWebサーバーなどを公開できるHttp、Ftp、POP3、SMTP、Telnet、IRCに対応したバーチャルサーバー機能を備える。
管理機能はWeb、Telnet、シリアルポートに対応し、インターフェイスはWAN側、LAN側に10BASE-T×1、シリアルポート×1。接続可能なクライアント数は無線LAN16、有線LAN16の計32となっており、インテルでは「中・小規模のオフィスやSOHOでの利用を想定した」としている。
PC無線LANカードの「インテル PRO/Wireless2011B LAN PC カード」は独自の6段階パワーマネージメント機能を備え、インターナショナルローミングに対応している。付属のソフトウェアにより複数のESSIDやWEP情報を保持することが可能なほか、ネットワークの接続状況に合わせて、データ転送中でも有線LANと無線LANを自動的に切り替えることもできる。
インテルでは今回の無線LAN対応3製品ついて、「大規模から中・小規模オフィスをカバーする製品ラインナップとなっている。ユーザーが必要とするネットワーク規模に合わせた無線LAN環境を提供できるだろう。」としている。
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無線対応ADSL/CATVルータ「インテル ワイヤレス・ゲートウェイ」 |
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PCカード型無線LANカード「インテル PRO/Wireless2011B LAN PC カード」 |
□インテル 無線LAN製品情報
http://www.intel.co.jp/jp/network/products/wireless.htm
□インテル株式会社
http://www.intel.co.jp/
(水倉 正俊)
2001/10/02 13:37
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