エム・シー・エム・ジャパン株式会社(MCM Japan)は10月10日、株式会社ジェニスタのビデオストリーミング品質分析ソフトウェア「VideoQoS」を日本国内で販売する。法人向けの製品であり一般小売はしない。価格については個別見積もりとなっている。
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リファレンスビデオとプロセスビデオを、ANSI準拠のアルゴリズムと独自のアルゴリズムで比較する |
「VideoQoS」は、配信前のリファレンスビデオと配信後のプロセスビデオを比較した結果をグラフと統計値で表示するソフトウェア。コンテンツプロバイダなどのユーザーは「VideoQoS」の示した結果を判断材料とし、ストリーミングビデオの配信品質を評価、ネットワーク環境や配信データに適した最適化を施すことができる。
比較の際には、ANSI準拠の「客観ビデオ品質メトリックス」とジェニスタ独自の「知覚ビデオ品質メトリックス」を利用し、画像のジャギー、ノイズ、ぼやけ、ブロック歪、スムーズさで比較する。なお、PSNR(ピーク時の信号対雑音比)、SNR(信号雑音比)、RMSE(二乗平均誤差)といった、一般的な3つの算術アルゴリズムによる比較を行なうことも可能。
MCM Japanによると、「VideoQoS」ではパケットロスや遅延など、ネットワークの影響による配信品質の劣化と同様に、動画のコーディックや電子透かしなどの情報を埋め込むことによる品質劣化について調べることができるという。実際に複数のコーディックや電子透かしの開発元で「VideoQoS」が採用されているとのこと。
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比較した結果はグラフと統計値を用いて表示。リアルタイムで確認できる |
□「VideoQoS」製品カタログダウンロード(日本語)
http://www.aurora.dti.ne.jp/~ccr82vbr/genista/form_utf8.html
□「VideoQoS」製品カタログダウンロード(英語)
http://www.genista.co.jp/Technology/Products/videoqos.pdf
□株式会社ジェニスタ
http://www.genista.co.jp/
□エム・シー・エム・ジャパン株式会社
http://www.mcmjapan.com/genista.html
(水倉 正俊)
2001/10/09 16:22
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