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【 2009/12/25 】 【 2009/12/24 】 |
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| NTT東日本、Biportableのトライアル結果を発表 |
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NTT東日本とNTTは、独自の無線技術「AWA」を使用した「Biportable」トライアルの成果を発表した。オフィス、家庭内での無線による高速なインターネットアクセスや、ブロードバンド環境でのコンテンツ・アプリケーションへのニーズなどの検証が行なえたという。 Biportableトライアルでは、NTTアクセスサービスシステム研究所が開発した無線技術AWA（Advanced Wireless Access）を使用してNTT東日本の光IPネットワークへ接続。モニタや一般参加者が、オフィスや渋谷駅周辺のタウンスポットで自由にブロードバンド環境へアクセスできる環境を3月21日から8月31日まで提供していた。 AWAは、現在主流となっているIEEE802.11bの11Mbpsと比較して、実測値ベースで4倍強の転送速度を発揮できる。これに対応した無線カード型端末200台とPDA一体型端末200台を提供し、イベント中継やオンデマンドによる映像配信、さまざまなアプリケーションなどをユーザーに利用してもらい、映像品質や転送時間、転送の安定さなどの評価を行なっている。 評価結果では、オフィスや自宅でシームレスにネットワークが利用できるのは便利、ノートPCとの組み合わせでは約8割、PDAでは約9割が利用したいという結果が出た。また、許容できるコンテンツの視聴料金（平均値）では、ロードショウ映画は773円、ビデオは281円、楽曲は228円に対して、教育向けは818円、ビジネスでは629円と明らかに高い金額が表われた。 興味深いのはインターネットで行なわれているストリーミング配信との比較で、全体の6割強がBiportableのほうがインターネットより映像がきれいという結果になっている。これは、Biportableのネットワーク内のコンテンツサーバーを設置したため、安定した配信が行なえたからと分析している。 NTTによれば、今後は2002年春頃をメドに商用バージョンの開発を進め、ホーム、オフィス、タウンスポットでの高速ワイヤレスアクセスサービスの本格展開を検討していきたいという。 □ニュースリリース
（笠井 康伸） |
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