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エボンエレクトロニクス、Linuxを搭載した小型ファイヤウォール「Spyro」

小型ファイヤウォールサーバー「SpyroZ」
 エボンエレクトロニクスは、Linuxを搭載した小型ファイヤウォールサーバー「Spyro」シリーズの取り扱いを開始する。発売時期は未定だが、OEMを通してSOHOや個人をターゲットに4万円程度で販売していく計画だ。

 Spyroシリーズには、ベースモデルとなる「SpyroZ」、ADSLモデムを内蔵した「SpyroZDSL」、PCIカードベースの「SpyroZPCI」の3モデルが用意される。4万円前後での販売を想定しているのはSpyroZで、SpyroZDSLは若干高めの価格設定になるという。

 インターフェイスは、WAN、LAN用にそれぞれ10BASE-T/100BASE-TX対応のイーサポートを備えるほか、外付けのアナログモデムを接続するためのシリアルポートも搭載している。CPUは32bitのx86コントローラで16MBのメモリと2MBのフラッシュを内蔵。本体サイズ(W×D×H)は79×144×27mm、重量165gとVHSテープよりも1まわり以上小さい。

 VPNやSSL、SSH、トランスペアレントWebプロキシ機能などをサポートしており、エボンエレクトロニクスによれば「中小企業など専門の技術者を置けない会社や個人のユーザーに、設置、導入が簡単で強固なセキュリティを提供する」という。

 このほかに、DHCPクライアント/サーバー機能やPPPoE、ルーティング機能などを搭載しておりルータとして利用することも可能だ。もっとも、同社によれば本製品はあくまでファイヤウォール機能を中心にしており、ルータ機能は補足的なものに過ぎないという。

 対応するクライアントはWindows 98/95/2000やMacintosh、Linuxなど。Webベースの管理ツールや内蔵ファームウェアのアップグレードにも対応する。


□ニュースリリース
http://www.evon-ele.co.jp/Newsrelease/news_oct_16.htm
□エボンエレクトロニクス株式会社
http://www.evon-ele.co.jp/

笠井 康伸
2001/10/16 16:52

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