「CentreCOM 8216XL2/SMSC」は100BASE-FX対応のアップリンクポートを備えたスイッチ

　アライドテレシス株式会社は、100BASE-FX対応のアップリンクポートを持つファーストイーサネット・スイッチ「CentreCOM 8216XL2/SMSC」を、受注生産方式により発売した。受注開始日は10月22日、法人向けの製品で標準価格は26万8000円となっている。

　「CentreCOM 8216XL2/SMSC」は、10BASE-T/100BASE-TXを自動認識するポート×15と、最長15kmの接続が可能なシングルモード光ファイバポート（100BASE-FX）×1、シリアルポート×1を備える。サイズは341×231×44mm（横×奥行×高）。

　ネットワークに接続するコンピュータを論理的にグループ化し、複数のネットワークを構成するVLAN技術に対応した「マルチプルVLAN機能」を搭載しており、スイッチ内でポート単位、MACアドレス単位で別々のネットワークを構成することが可能。VLAN同士は互いに通信できないので、各ネットワークのセキュリティが保たれると同時に、個々のVLANからサーバやルータへの接続を共有することができる。

　このほかにも、SNMPによるネットワーク管理機能や、スイッチポートに進入するパケットをMACアドレスでフィルタリングするポートセキュリティ機能、特定のポートを通過するトラフィックをあらかじめ指定したポートにコピーするポートミラーリング機能を搭載し、Telnet接続によるスイッチの状態や統計情報も管理できる。

　アライドテレシスでは、「マルチプルVLAN機能」により各戸のセキュリティを確保することができる「CentreCOM 8216XL2/SMSC」は、集合住宅やテナントビルなどに光ファイバを直収する集線装置として最適な製品としている。

「マルチプルVLAN機能」により構成した個々のVLANは互いに通信できないので、各ネットワークのセキュリティは保たれる。同時に個々のVLANからサーバやルータへの接続が共有できる（図をクリックするとアニメーションします）

□ニュースリリース
http://www.allied-telesis.co.jp/info/news/2001/011022.html
□製品情報
http://www.allied-telesis.co.jp/products/product/switch/8216xl2smsc/index.html#ds04
□「マルチプルVLAN」機能
http://www.allied-telesis.co.jp/products/product/switch/multivlan/index.html
□アライドテレシス
http://www.allied-telesis.co.jp/

（水倉 正俊）
2001/10/23 15:44