インテルは10月24日、ギガビットイーサネット(1000BASE-T)に対応した、サーバー用とデスクトップPC用の2種類のネットワークアダプタを発表した。標準価格は、サーバー用の「インテル PRO/1000 XT サーバ・アダプタ」が2万3900円で、デスクトップPC用の「インテル PRO/1000 T デスクトップ・アダプタ」は1万3100円。発売時期はともに10月下旬となっている。
「インテル PRO/1000 XT サーバ・アダプタ」は、現行のPCI規格を使い最大133MHzの転送を実現するPCI-X1.0に対応し、最大64bit/133MHzのデータ転送をサポートする。
「インテル PRO/1000 T デスクトップ・アダプタ」は、デスクトップPCへのギガビットイーサネットの導入を手軽にすることを狙ったネットワークアダプタ。PCI-Xはサポートされず、データ転送が最大32/66MHzとした、安価なコスト重視の製品となっている。
今回発表された2製品に搭載されているギガビットイーサネットコントローラは、1チップで構成されている。このため、インテルが独自に調査した1世代前の他社製品と比較し消費電力が50%低く抑えられ、結果として発熱も抑えられているという。
このほかにもWake on LAN、DMI 2.0(Desktop Management Interface 2.0)、SNMP準拠のマネージメントなどの管理機能に対応している。また、インテルが提唱している企業コンピューティングの管理効率向上と運用コスト削減のためにガイドライン「Wired for Management基本仕様 2.0」にも準拠した製品となっている。
なお、デバイスドライバは、すべての「インテル PRO/1000 ファミリ」で同一ドライバで対応可能となっており、多くのネットワークアダプタを導入する場合のインストールやメンテナンス作業の簡素化に配慮されている。
□インテル
http://www.intel.co.jp/
(水倉 正俊)
2001/10/24 16:50
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