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【 2009/12/25 】 【 2009/12/24 】 |
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| メルコ、従来製品より2倍以上高速な22Mbps無線LAN対応の「AirStation2x」 |
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連絡先：
型番はアクセスポイントが「WLA-T22G」、無線LANカードが「WLI-CB-T22G」。22Mbpsによる無線通信のほかに、従来方式による1/2/5.5/11Mbpsでの通信もサポート。WLA-T22Gと従来の11Mbps対応の無線LANカードを組み合わせて使用したり、11Mbps対応のアクセスポイントとWLI-CB-T22Gを組み合わせたりといった、22Mbpsと11Mbpsの混在使用も可能である。切り換え操作も不要で、すべて自動で認識する。 実効スループットは、メルコによれば13～14Mbps程度。これは11Mbps対応の無線LANと比較して2～3倍の速度になるという。シリーズ名を「AirStation2」ではなく「2x」としたのも、2倍以上の性能を発揮できるという意味合いを表現するためだ。周波数は11Mbpsと同じ2.4GHz帯を使用しており、見通しのよい屋外では160m、屋内では50mと、11Mbps無線LANと同等の通信距離を実現した。 現在のスタンダードである11Mbps無線LAN（IEEE802.11b規格）の高速化方式は、IEEE802.11aとIEEE802.11gの2つが検討されている。どちらの方式にもそれぞれメリットがあるが、5GHz帯を使用するIEEE802.11a規格と比較すると、IEEE802.11gの通信エリアは広く、消費電力は低く抑えることができるという。もっともユーザーにとっての最大のメリットは、IEEE802.11bとの互換性を確保している点だろう。 IEEE802.11gには、TI（Texas Instruments）とIntersilが異なる通信方式を提案しており、まだ仕様の最終確定には至っていない。今回、AirStation2xが採用したチップセットは、TIがIEEE802.11gに提案している通信方式に準拠したTI製のチップセット。今後、TI、Intersilのどちらがの案がIEEE802.11g規格として採用されるかわからないが、IEEE802.11bとの混在使用が可能な点などを考慮して、規格が確定する前に製品化に踏み切った。 なお、11Mbps（IEEE802.11b）による通信では国際標準規格である「Wi-Fi」を取得しており、他社製品も含め相互接続は問題なく行なえる。セキュリティ機能も強化されており、40/128bitに加え256bitのWEPにも対応している。 WLA-T22Gのインターフェイスは有線ポートとして10BASE-T/100BASE-TX×1ポートのみ。DHCPクライアントやESS ID、MACアドレス登録機能などをサポートしており、有線と無線のブリッジ（無線ハブ）として使用できる。アンテナには小型タイプのダイバシティタイプを内蔵。 メルコによれば、今回の製品はAirStation2xシリーズの第1弾という位置付け。今後、ADSLやCATVに対応した無線LAN機能付きルータ「WLAR-T22G-L」などを計画している。 対応OSはWindows XP/Me/98/2000。PCカードタイプの無線LANカードを使用するためには、CardBus対応のPCカードスロットが必要となる。 なお、AirStation2xは全世界で同時発表され、欧米では日本より早く2001年12月下旬に発売される。米国での標準価格はWLA-T22Gが219ドル、WLI-CB-T22Gが99ドル。 □ニュースリリース
（笠井 康伸） |
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