NTTコミュニケーションズは、同社が提供するインターネット接続サービス「OCN」のメール送信サービスを悪用して、迷惑メールを送信する利用者への対策強化を表明した。今後は他のプロバイダーとも連携し、対処措置の迅速化を図るという。
今回対応するのは、OCNを複数契約しており、ひとつの契約が利用停止措置を受けた場合でも、別の契約を利用して恒常的に迷惑メールを送信するユーザーへのもの。10月29日には総務省から約款変更の認可を受け、一括して契約者単位での利用停止措置をとれるようにした。
OCNでは今までも監視要員の増員や、メールサーバー機能強化などの迷惑メール対策を講じている。だが迷惑メールの影響は多大で、瞬間的ではあるものの、ほぼ大部分が迷惑メールと推定される約800万通ものメールがサーバーに蓄積、正常なメール送信が阻害されるケースもあったという。
今後も、一般ユーザー向けに迷惑メール受信拒否機能の提供や、悪質ユーザーへの法的措置を検討するなど、対策をさらに充実させる計画だ。
□ニュースリリース
http://www.ntt.com/NEWS_RELEASE/2001NEWS/0011/1106.html
□OCN
http://www.ocn.ne.jp/
□NTTコミュニケーションズ
http://www.ntt.com/
(森田 秀一)
2001/11/06 20:08
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