NTT東日本は、幕張メッセで開催される「2001年国際放送機器展(Inter BEE 2001)」の会場で、広帯域を使用した映像の配信実験を実施。期間は11月15日、16日の2日間で、会場内のNTTブース内に帯域ごとの映像品質の比較ができるコーナーを設置する。
映像配信に使用される帯域は、ハイビジョンと同等の品質が得られる80Mbps、CS放送並の6Mbps、それに2Mbpsの3つ。6Mbpsと2Mbpsを用意したのはBフレッツでどの程度の映像が配信できるかをアピールする意味合いもあり、会場では、それぞれの帯域の映像品質が比較できるようにするという。
配信されるのは、有楽町フォーラムで行なわれる「民間放送50周年記念全国大会(東京)」での「デジタル宝島:NAB-J Tech Expo 2001」のライブ映像。幕張メッセへの映像配信には、デジタル放送用の高速回線「MegaLive」を用いて行なう。また、MegaLiveとフレッツの地域IP網を接続、Bフレッツなどでの映像配信を想定し8Mbpsと2Mbpsに変換してライブ配信を行なう。
NTT東日本は、すでに地域IP網に直結したサーバーで映像配信実験を行なっているが、今回の実験では撮影からエンコーディング、配信までがすべてリアルタイムで行なわれるライブ配信である点が従来と異なる。ただし、今回の実験では、地域IP網は使われるものの一般ユーザーが自宅で映像を視聴することはできない。
□ニュースリリース
http://www.ntt-east.co.jp/release/0111/011113b.html
□NTT東日本
http://www.ntt-east.co.jp/
(笠井 康伸)
2001/11/13 16:47
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