松下電器産業は、デジタル放送とブロードバンドの両方に対応する統合ブラウザを米国OpenTV社と協同で開発すると発表した。このブラウザを搭載したTVを、2002年春に商品化する。
開発するブラウザは、TV向けのマルチメディアコンテンツを記述するための言語「BML(Broadcast Markup Language)」とHTMLをサポート。BSデジタル放送や110度CSデジタル放送で配信されるデータ放送やインターネットコンテンツにアクセスできる。
HDDなどに映像や音声、文字データを蓄積、自由な時間に再生できるep社の蓄積型データ放送サービスにも対応するほか、JavaScript、CSS、SSL、TLSなどをサポートしており、TVからブロードバンド回線を経由してインターネット上のさまざまなサービスを受けられるようにしていく。
なお、今回開発するブラウザは、ep社が2002年春にサービス開始を予定しているコンテンツサービスで使用するSTBに採用する予定だという。また、国内のTVメーカーに対しブラウザのライセンス供与を行なっていく計画だ。
□ニュースリリース
http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn011113-1/jn011113-1.html
□松下電器産業
http://www.matsushita.co.jp/
□OpenTV
http://www.opentv.co.jp/
(笠井 康伸)
2001/11/13 17:43
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