富士通、メディアエクスチェンジ、パワードコム、東京エレクトロン、ネットワンシステムズの5社は、共同で広域イーサネットの運用実験をすると発表した。期間は2002年1月末まで。
広域イーサネットは、従来のイーサネットを数百キロ規模に拡大したもので、ルータを介してつながっていたネットワーク同士をスイッチングハブで接続する。データ配送レートの設定を一元管理できるなどのメリットがあり、数百キロメートルにもおよぶ全国規模のネットワークも構築できる。さらに、ネットワークの構築、運用管理コストの低減も期待されている。
今回の実験では、実際に巨大ネットワークを構築した場合に発生する問題を検証するとともに、実際の運用を通してノウハウの蓄積をするのが目的となる。具体的な実験項目として、スイッチングハブのみで構成したネットワークの信頼性検証、IPアドレスの管理、DNS、メール、ファイアウォール、課金技術の確立、IPv6ネットワークの実証、ビデオ会議、広域分散ストレージ、IPフォンなどが挙げられている。
実験を通して、今後、各社連携し、ネットワークを管理するOSP(オペレーションサービスプロバイダ)事業を展開していく予定という。
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今回の実験概要 |
□ニュースリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2001/12/3-2.html
□富士通
http://jp.fujitsu.com/
(正田拓也)
2001/12/04 17:09
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