ノキア・ジャパンは、小田急電鉄、京浜急行電鉄、森ビルと共同で、電車内やビル内でIPv6無線LANアクセスサービスの実証実験を2002年2月から行なう。
電車の乗客を対象とする「モバイルIPv6@トレイン」は小田急電鉄、京浜急行電鉄と共同で行なうもの。モバイル・サーバーを移動する車内に設置し、駅舎内の無線LANアクセスポイントと接続する。実験では、サーバーの耐久性や接続状態、車内の乗客との接続などを検証する。
屋内公共エリアを対象とする「モバイルIPv6@ビルディング」は森ビルと協力して行なうもの。無線LANアクセスポイントの配置プランニングや設置、モバイルIPv6ルータの設置などのフィ-ルドテストを通じ、システムの技術検証およびサービス検証を行なう。
これらはモバイルIPv6と呼ばれる無線LANプロトコルを用い、最高11Mbpsの速度で通信できる。モバイルIPv6はどこにいても、ユーザーを認証し、同じ環境でインターネット接続できる。
なお、これらのフィールドテストでは、ノキア・ジャパンが諸実験のシステム管理およびサポートを担当するが、モニターの募集や実証実験の担当は、小田急電鉄、京浜急行電鉄、森ビルがそれぞれ行なう。
□「モバイルIPv6無線LANアクセス実証実験」のお知らせ
http://www.nokia.co.jp/IPv6/index.html
□ノキア・ジャパン
http://www.nokia.co.jp/
(正田拓也)
2001/12/05 15:42
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