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イー・アクセス、ADSLの8Mサービスで開通までに3、4日の遅れが発生

8MタイプのADSLでイー・アクセスが採用した住友電気工業の「TE4121C」
 イー・アクセスは、最大下り8MbpsのADSL接続サービスにおいて、ユーザー宅へのADSLモデムの発送遅延が原因で開通作業に3、4日の遅れが生じていることを明らかにした。この遅れは、今週中にも解消する見込みだという。

 8MタイプのADSL接続サービスを申し込んだ一部のユーザーに対し、イー・アクセスは「モデムの着荷遅延のお詫び及び開通予定日変更のご連絡」と題したメールを12月5日より送っている。内容は、ADSLモデムの発送の遅れから、開通が当初の予定日から3、4日ずれ込むというもの。

 イー・アクセスによれば、この遅れはユーザー宅へADSLモデムを発送するための事務作業が原因。現在、大量の申し込みを受けており、処理を急いでいるものの一部のユーザーで遅延が生じてしまったという。

 もっとも実際にはNTTが行なう適合検査などでも遅れが生じている模様だ。Yahoo! BBに続き、10月から年末にかけて各社が8MタイプのADSL接続サービスを発表。これを受けて大量のユーザーが新規申し込みや1.5Mから8Mタイプへの切り替えなどを申し込んだため、NTTやISPなどの作業にも影響がおよんでいるという。

 一部のユーザーに生じている開通作業の遅れは3、4日で、これ以上増えることはない。また、開通作業の遅れを通知するメールの送信は今週前半までに完了。遅れ自体も、今週中には解消する見込みだ。なお、通知しているのは12月中旬に開通予定だったユーザーが中心。

 モデム自体の調達に問題は生じておらず、機能的なトラブルも見つかっていない。イー・アクセスは、8MタイプのADSLモデムとして住友電気工業製の「TE4121C」を採用。これは、Yahoo! BBやアッカ・ネットワークスが採用している製品とは異なる。NTT西日本が12月25日よりサービス開始を予定しているフレッツ・ADSL8Mタイプで販売するADSLモデムと同系列の製品だと思われる。

 イー・アクセスによれば、収容局側の通信機器やモデムは、8Mサービスを開始するにあたり十分な期間をとって機器ベンダーとの検証、調整を行なっており、安定したサービスを提供できるよう態勢を整えたという。


□8MタイプのADSLモデム「TE4121C」
http://www.eaccess.net/jp/service/router.html#te4121c
□イー・アクセス
http://www.eaccess.net/

笠井 康伸
2001/12/10 15:04

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