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沖電気、ネットワークに関するセミナーを開催


白石吉勝 常務取締役

 沖電気工業は、12月11日と12日の2日間、都内で「OKIネットワークソリューション・セミナー2001」を開催している。内容は31にわたる講演と製品展示。セミナーは、常務取締役ネットワークシステムカンパニープレジデントの白石吉勝氏の特別講演で開幕した。

 白石氏は冒頭、120年にわたる沖電気の歴史を説明しながら、電話交換機や無線装置をメインにしていたころの「電話の沖電気」、情報処理システムやデバイス/ソフトウェア/LSIの時代の「エレクトロニクスの沖電気」、そして、ネットワークやシステムインテグレーションを手がける今の時代を「ネットワークソリューションの沖電気」として、時代とともに沖電気が変革してきたさまを示した。

沖電気120年の歩み

 そして、「e社会」実現のロードマップとして、まず、「インフラの構築」「IT革命」が起こり、その後「e社会」ができあがるとした。そのためにはインフラだけではだめで、「サービスブリッジ」というコンセプトの必要性も訴えた。

 サービスブリッジとは、「カスタマコンタクトサービスブリッジ」「マルチメディアメッセージングサービスブリッジ」「ネットワークトランザクションサービスブリッジ」の3つ。ネットワークインフラをセットにして、同社のソリューションを提案していく。それらを中心に展開していくことが、沖電気の「知価」の時代なのだという。また、その道のりを「ブロードウェイ」として、その道も切り開いていくとした。

 白石氏は具体的な例として、PDAへの画像配信を挙げた。配信だけではだめで、これにサービスとアイデアを乗せる。それが「知価」だという。

VisualCast

 展示コーナーには、同社のネットワークソリューション製品などが公開された。

 ライブ映像配信ソリューションとしてMPEG4配信の「VisualCast」。カメラ、エンコーダ専用装置の「V-BOX」「配信・蓄積サーバー」、そして端末に使用するモニタソフトの組み合わせ。

 広域イーサネットを実現する際に、インターネットとのルーティングに用いる「NetBridge 1000」は、複数の独立したプライベートアドレスにIPマスカレード環境を提供する。デモでは、まったく同じプライベートアドレスを付与した3台のマシンから、NetBridge 1000を介してインターネットアクセスが可能になる。

Voice Adapter 11

 VoIP製品では、「Voice Adapter 11」などを展示。ISPへの納入用で、ISPを通して家庭やオフィスに配布されるもの。実際に電話機が置かれており、通話試験も可能だった。また、Webサイトのコンテンツ管理システム「VIGNETTE」、ネットワーク監視の「EMERALD」のデモも行なわれていた。



□沖電気ネットワークソリューション・セミナー2001
http://www.key3media.co.jp/okisem2001/index_02
□沖電気
http://www.oki.com/jp/

正田拓也
2001/12/11 20:24

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