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RTA54i |
ヤマハは、同社のルータにVoIP機能を搭載するファームウェアを配布すると発表した。まずは現行機種である「RT60w」と「RTA54i」に対応ファームのβ版が提供される。従来機種のVoIP対応は検討中。
ファームウェアの公開は、従来どおり同社のWebサイトから行ない、ユーザーはダウンロードして使うことができる。公開時期は「RT60w」用は12月下旬、「RTA54i」用は2002年1月下旬からの予定。
VoIP技術は、音声通話をインターネット経由で行なうというもの。ブロードバンド時代になって、特に注目されている技術の一つだ。このファームウェアでルータをバージョンアップし、ルータにグローバルIPアドレスが割り当てられていれば、ルータのアナログポートにつないだ電話機同士で音声通話をすることができる。
電話のかけ方は、事前に相手のIPアドレスやホスト名をルータに登録し、それに対応した番号も登録しておき、その番号を接続した電話機からダイヤルすると発信する仕組みとなっている。
なお、ISDN回線に接続されていなくてもVoIPは可能という。たとえば、ISDNルータであるRT60wでも、ルータがネットワークに接続されており、グローバルIPアドレスが割り振られていれば、VoIPは使用可能。
また、これはIPv6の環境でも使用可能だ。IPv6になればNATの問題も起こりくい。VoIPのプロトコルとしてはSIPに対応している。なお、今後のバージョンアップでは、ISDN回線とVoIPのゲートウェイとしても使用可能にする予定という。
□ニュースリリース
http://www.yamaha.co.jp/news/01121201.html
□ヤマハ
http://www.yamaha.co.jp/
□ヤマハRTシリーズ
http://www.rtpro.yamaha.co.jp/
(正田拓也)
2001/12/12 18:27
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