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NTT東日本、ブロードバンドへの移行が進みISDNの回線数が初の減少へ

 NTT東日本は、INS64やINS1500などISDN回線の契約者数が1988年にサービスを開始してから初の純減になったことを明らかにした。低価格なADSLやFTTHサービスの登場で、相対的に割高なINS1500は契約減少に歯止めがかからないもようだ。

 9月末時点でのNTT東西の契約者数は一般加入者回線(アナログ回線)が5120万、ISDN回線が1135万4000となっている。また、アナログ回線でADSLを利用しているユーザー数は、9月の時点では65万だが、11月にはほぼ倍の120万4000件に膨らんでいる。

 NTT東日本によれば、契約者数が減少しているのはINS1500。INS64は、現在でも増加傾向にあるが、ISDN回線としてのカウントではINS1500を1契約あたり10回線分としているため、トータルでも減少という結果になった。

 INS64がメタルケーブルを使用した64kbps×2チャンネルのサービスであるのに対し、INS1500は光ケーブルを使用、64kbps×24チャンネルで1536kbpsという通信速度を実現している。もっとも、導入には初期費用として10万2800円、月額料金も機器使用料などを含めると1回線(1機器)あたり4万5000円かかる。

 低価格化が急速に進んでいるADSLやFTTHと比較して割高となっており、INS1500からブロードバンド回線への切り替えが進んでいるようだ。


□NTT東日本
http://www.ntt-east.co.jp/

笠井 康伸
2001/12/13 16:51

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