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マイクロソフト、Richard Belluzzo COO来日会見

マイクロソフト社長兼COO Richard Belluzzo氏

 米マイクロソフト社長兼COOのRichard Belluzzo氏が来日し、都内のホテルで記者会見を行なった。一部で流れたXboxの日本発売延期説を改めて否定するとともに、マイクロソフトの戦略などを語った。

 会見の冒頭で、オンラインサービスの開始などに触れ「今まで25年間パーソナルコンピュータに依存してきたが、今がマイクロソフトの変貌のときである」と発言した。その上で、今後もパーソナルコンピュータのソフトウェア事業は展開していくことを強調し、これから登場するさまざまな形状のPCに対応するという。

 また、マイクロソフトには4つのプライオリティがあるとして、「パーソナルコンピュータ」「エンタープライズ・サーバービジネス」「コンシューマビジネス」「デベロッパーエディション」を挙げた。これらを確実に事業の柱としていくことが重要で、「パーソナルコンピュータ」は特に大事な事業であると強調した。そして、「エンタープライズ」の延びが著しいことも発表した。

左から阿多親市社長、Richard Belluzzo COO、大浦博久常務取締役

 質疑応答ではBelluzzo氏のほか、日本法人の阿多親市社長や、Xbox事業部事業部長の大浦博久常務取締役も答えた。記者からの質問は来年発売のXboxに集中。日本発売延期説が流れたことについては、ベルーゾー氏は誤解を与える原因を作ったのが自分であると認めた上で、改めて予定どおりに進んでいることを強調、大浦氏も準備が順調に進んでいて発売日に変更はないと発言した。

 また、Belluzzo氏はXboxについて「1機種出したら終わりではない」と長期的に展開することを強調、今後もスペックアップなどのモデルチェンジを行なっていくとした。また、自宅内の重要なデバイスとして他の家庭内にあるPCなどと融合し、サービスにスムーズに接続するための機械であると位置づける発言も行なった。

 米国でもこれから始まるXboxのオンラインサービスについては「発売後半年でサービス開始としているので、日本でも2002年2月の発売後、半年を目安にサービス開始したい」と大浦氏が答えた。すでに発表しているNTTコミュニケーションズとの提携は「今現在詳細を詰めている段階」とし、ゲームに特化したサービス内容であるとした。

 Windows XPのネットワーク機能については、Windows Messengerについて、企業がコンシューマーとのコミュニケーションをリアルタイムに行なっていくための手段だとし「現在は初期の段階だが、今後いろいろなサービスを提供する」とした。「PC to Phone」については普及見込みは立てていないとしながらも、年内にインストールベースで百数十万台のPCでWindows XPが動く見込みだとした。



□マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/
□Xbox
http://xbox.jp/

正田拓也
2001/12/13 15:37

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