NTTコミュニケーションズは、同社が運営する「OCN」の東京・大阪間の回線を4.8Gbpsに増強するなど、国内各地方ノード間の回線増強を発表した。同時に大阪の外部接続ポイントを増やすなど、東京・大阪二極分散化を進めるとした。
今回の増強で、OCNの国内バックボーンのギガビットクラス化がほぼ完了するという。今後もさらなるトラフィック増加が見込まれるため、来春には東京・大阪間の回線速度を10Gbps、来年度内には20Gbpsへ増速するという計画も発表した。
また、国内のインターネットは東京一極集中傾向が強く、東京に大規模災害が起こればインターネットが機能しなくなる恐れがある。このような状況を是正するため、大阪での外部接続点を増やす。開設されたばかりの商用IX「JPNAP大阪」に1Gbpsで接続するとともに、大阪のNSPIXP3への接続を100Mbpsから1Gbpsへ増速した。大阪の海外接続についても1.2Gbpsに増速する。
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NTTコミュニケーションズのIPバックボーン |
□ニュースリリース
http://www.ntt.com/NEWS_RELEASE/2001NEWS/0012/1213_2.html
□NTTコミュニケーションズ
http://www.ntt.com/
□OCN
http://www.ocn.ne.jp/
(正田拓也)
2001/12/13 17:52
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