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メディア、IP電話とインターネット接続の統合サービスを開始

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社長の笠牟田建二氏

 メディアは、法人向けのIP電話とインターネットの統合サービス「Mライン(メディアライン)」と、個人向けの電話サービス「えむ電」を発表した。2000年12月に設立された同社の最初のサービスとなり、2002年1月30日から提供開始する。

 メディアは、有線ブロードネットワークスが出資する企業。社長の笠牟田建二氏は、通信事業者向けのコンサルタントを経て、同社を設立した。

 「Mライン」は、イーサネットと光ファイバを用いたIP電話とインターネット接続の統合型サービス。IP接続に関しては1Mbps~100Mbpsまでの帯域保証型と最大100Mbpsのベストエフォート型が提供される。これに音声23チャネルを収容するPRIを提供してIP電話とする。サービスエリアは東京都千代田区、中央区、新宿区、港区、渋谷区の一部。2002年秋までに東京23区の主要オフィス街に展開していくという。

 料金は1回線あたり月額基本料金が4万円、IP接続料が帯域保証型で1Mbpsの10万円から100Mbpsの320万円まで。100Mbpsのベストエフォートは2万9800円となる。IP電話はPRI1つあたり2万円となっている。このほかに屋内配線使用料などがかかる。

 このサービスの特徴は、同社のIP電話間の通話料金が無料であることや、一般回線への市内通話が3分6円となることだ。基本料金や通話料金を合わせた同社の試算では、NTT東日本およびNTT西日本が提供するINSネット1500と、NTTコミュニケーションズが提供するOCNスタンダード1.5Mを組み合わせた場合に比べ、半額以下の料金になるという。

今後の事業展開

 サービス開始にあたり笠牟田社長は「Mラインはサービスの組み合わせ、品目変更もフレキシブル」と説明した。そして「イーサネットベースの事業を推進し、無線やDSLなど、手段は拡大していく」とした。また、「過去の高コスト構造、料金体系にはとらわれない」として、価格競争の面でも自信を見せた。エリアについては大阪、名古屋と順次展開し5年後には全国主要都市に広げたいとし、LAN間接続サービスも提供したいという。

 一方、個人向けのサービスとなる「えむ電」は、市内3分8.2円という中継電話サービス。マイラインにも登録でき、市内のほかに県内市外、県外市外、国際と4区分のサービスが同時に展開される。利用にあたっては、登録のみで、加入料や基本料は不要、相手の電話番号の前に「0060」を付加するか、マイラインの申し込みをする。提供サービスエリアは、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県から開始される。当面は50万回線の契約者獲得を目指す。

左から吉岡美穂、笠牟田社長、テリー伊藤

 また、「えむ電」「Mライン」のイメージキャラクターとして、テリー伊藤と吉岡美穂を起用した。笠牟田社長はテリー伊藤について「もともとファンで、現状を打破する革新的なイメージがある」として活躍に期待を寄せた。



□メディア
http://www.mediakk.com/

正田拓也
2001/12/17 16:47

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