セガは、映像作品「jam(仮題)」を制作すると発表した。7つの独立したショートフィルムからなるもので、アン・エンタテインメントと共同で制作する。劇場公開、テレビ放映、パッケージ販売、ブロードバンド配信といったあらゆるメディアへ展開を目指す作品となる。
この作品には、7人の若手実力派監督が起用される予定で、日本のショートフィルム市場の活性化を目指すプロジェクト。俳優の別所哲也氏が実行委員長を務める映画祭「アメリカン・ショート・ショート フィルムフェスティバル」と協力し、日、米、アジアの開催地でプレミア上映を行なう予定もあるという。
コンテンツ需要が高まるブロードバンドへの配信事業の展開をする理由は、ショートフィルムは短編に分かれているため、ユーザーの選択でオンデマンドで配信できるブロードバンドの特性とマッチしているからだという。配信時期は、劇場公開の後になるが、セガが直接配信するのではなく、各ISPからの配信とする考えだ。
「Jam」はセガの新規事業本部がコンテンツプロバイダーとして、映像コンテンツ事業を展開するもの。作品は通常の長編映画としてギャガ・コミュニケーションズで2002年夏に劇場公開する。
□ニュースリリース
http://sega.jp/release/nr011217_1.html
□セガ
http://sega.jp/
(正田拓也)
2001/12/17 18:44
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