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システムファイルの削除を促すデマメールについてIPAが警告

 IPAは、Windowsのシステムファイル「sulfnbk.exe」の削除を促す文章が記載されたデマメールが流されており、IPA/ISECにも多数の問い合わせが寄せられているとして注意を促している。

 これは、「今日、一通のメールが届きました。メール内容は、ウィルスに感染してアドレス帳に入っているすべての人にそのウィルスを送っている可能性があるので、即除去してくださいと言うものでした。このウィルスは、14日間潜んでその後Cドライブを破壊してしまうそうです。」といった内容ではじまるメール。

 続いてWindowsのシステムファイルである「sulfnbk.exe」を削除するための方法が説明されている。このファイル「sulfnbk.exe」はWindowsが使用するもので、誤って削除してしまうとWindowsにトラブルを招く可能性があるという。

 メールの後半には「もしこのウィルスがCドライブに見つかった方は、アドレス帳に入っている人全員に同じ内容のメールをしてください。」と書かれており、ウイルスの警告を装ってチェーンメールのように広がる可能性がある。

 このメールを受信してもウイルスに感染することはないが、内容はでたらめなものでファイルの削除や他人への転送をする必要はない。


□「sulfnbk.exe」に関するデマメール情報(IPA)
http://www.ipa.go.jp/security/topics/alert140108.html

笠井 康伸
2002/01/09 11:53

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