文部科学省国立情報学研究所は、世界最高速度の研究ネットワーク「スーパーSINET」を1月4日から運用開始したと発表した。
スーパーSINETは政府の「e-Japan重点計画」に取り上げられているもの。10Gbpsの光通信技術を用いる研究用のインターネットとなっている。高エネルギー・核融合科学研究、遺伝子情報解析研究、宇宙・天文科学研究、ナノテクノロジー研究、スーパーコンピュータ間の接続研究などに使われる。
スーパーSINETは光波長多重通信(WDM)と光クロスコネクトを用いて接続するようになっており、世界で最初に光クロスコネクトを使用する“次世代インターネット”になる。また、研究機関の間をすべて光技術で接続するネットワークも世界最初の試みだという。
光ファイバ回線としては、2002年1月から日本テレコムが3年3カ月の共同研究契約を結び、東名阪に約30波長の光伝送システムを提供する
□ニュースリリース
http://www.japan-telecom.co.jp/newsrelease/nr020109_fs.html
□日本テレコム
http://www.japan-telecom.co.jp/
□国立情報学研究所
http://www.nii.ac.jp/index-j.html
(正田拓也)
2002/01/10 16:26
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