Broadband Watch logo
最新ニュース
【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
【Click Here!】
有線ブロード、日立のシステムを用いたIPv6システムを稼働

 有線ブロードネットワークスと日立は、IPv6の実証実験に向けて日立のギガビットルータ「GR2000」およびネットワーク管理プログラム「JP1/Cm2」を中心としたネットワークシステムを構築し、稼働したと発表した。

 有線ブロードネットワークスは、IPv6普及・高度化推進協議会が中心となったIPv6実証実験に参加しており、一般加入者にIPv6ネットワークを提供するためにこのシステムを導入した。実験参加者を最大50世帯募り、光ファイバによるIPv6ネットワーク接続の実証実験を行なうという。

 これまでネットワークの末端にあたる一般利用者のIPv6化についての実験はあまり行なっていないとして、有線ブロードネットワークスと日立は、この実験を通して運用管理ノウハウの蓄積やIPv4からIPv6への移行技術の検証も行ないたい考えだ。

 具体的な実験項目としては、IPv6対応機器のブロードバンド(100Mbps)対応状況の確認、既存ソフト(コンテンツ)のIPv6対応、ISP内部ルーティング(経路)の増大への対応、監視・運用手順のノウハウ蓄積、エンドユーザニーズの調査、IPv6端末の市場性、IPv6アドレス割り当てに関する検証などが挙げられている。

 実験で使用される日立のギガビットルータ「GR2000」は、IPv6ハードウェアルーティグに対応しており、超高速パケット中継処理ができることや、IPv6に取り組む通信事業者、データセンター、ISPに納入実績が豊富だという。ネットワーク管理プログラム「JP1/Cm2」はIPv6ネットワーク管理が可能なツールで、既存IPv4ネットワークとのシームレスな管理ができるなどの特徴がある。


□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/2002/0110a/index.html
□有線ブロードネットワークス
http://www.usen.co.jp/
□日立
http://www.hitachi.co.jp/

正田拓也
2002/01/11 13:30

Broadband Watch ホームページ
Copyright (c) 2002 impress corporation All rights reserved.