アジア・グローバル・クロッシングは海底光ファイバケーブルを2001年末にシンガポールで陸揚げしたと発表した。これは環東アジア海底光ファイバケーブル「イースト・アジア・クロッシング(EAC)」の一部。
今回の陸揚げによって、シンガポールはすでに構築されているEAC北リングと接続され、日本、香港、台湾、韓国と接続されることになる。また、シンガポール、マレーシア、フィリピンを結ぶ南リングは今年上期中に順次接続される予定で、さらに中国にも認可され次第接続する計画だ。EACは80Gbpsで運用を開始し、最大2.56Tbpsまで増速することができるという。
シンガポールでの陸揚げ場所はチャンギノース。地元企業と合弁会社を作り、タイセンにあるテレハウスまで大容量バックホールを構築した。また、タイセンのテレハウスでは局内にユーザーの通信機器を設置する「コロケーションサービス」を提供するという。
今回の陸揚げにより、急速に普及しているブロードバンド化に対応するなど、シンガポールに最先端の技術を提供できるとしている。
□ニュースリリース
http://www.asiaglobalcrossing.com/japanese/media/press_releases/pr_011502.htm
□アジア・グローバル・クロッシング
http://www.asiaglobalcrossing.com/
(正田拓也)
2002/01/16 13:48
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