松下電器産業は、インターネットからダウンロードした楽曲をMDに録音できるNet MD対応のMDステレオシステム「SC-SV1」を発表した。発売開始は2月10日の予定で価格はオープンプライス。実売価格は6万3000円前後の見込み。

　SC-SV1では、著作権保護技術に「OpenMG」を採用し、PCでダウンロードした楽曲をUSBインターフェイスでMDに転送できる。松下によれば、3分の音楽データをATRAC3のLP4モードで録音する場合、約10秒で転送が完了するという。対応するMDのフォーマットはATRAC3（標準）、ATRAC3のLP2（2倍）、LP4（4倍）。

　また、ジャストシステムの「BeatJam」が付属しており、PCとMD間の楽曲転送や、CD情報データベース「CDDB」に対応したタイトル入力、MP3やWAVE形式からOpenMG形式への変換などが行なえる。

　Net MDは対応録音機器とPCをUSBインターフェイスでつなぎ、著作権を保護しながら楽曲データをMDに高速転送するための規格。一度MDに保存された音楽は通常のMDプレイヤーで再生できるのが特徴。すでにソニーやシャープから対応機器が発売されている。

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□松下電器産業
http://www.matsushita.co.jp/

（笠井 康伸）
2002/01/16 13:34