IPv6の検証・評価システムを開発している産学共同のTAHIプロジェクトは、1月23日から26日まで横浜で開催されたイベントで、国内外から約30の組織が参加し、IPv6の仕様適合性テストや、相互接続テストなどが行なわれたと発表した。
第3回目となった今回は、従来より行なっているパソコンやルータなどに加え、センサー類、冷蔵庫や洗濯機といったいわゆる白物家電、AV機器などの非パソコン系デジタル機器の検証・評価を行なった。TAHIはこれらの機器に対して、LCNA(Low Cost Network Appliance)と称して必要な最小仕様を作成し、仕様に沿った検証・評価システムを開発している。
また、今回のイベントには欧州で同様の活動をしているIRISAがモバイルIPv6のテストを実施する側として参加した。フランスのレンヌ大学などで設立された研究機関で、TAHIの検証・評価システムを使用して独自の検査ツールを開発している。
□TAHIプロジェクト
http://www.tahi.org/
(正田拓也)
2002/01/28 17:15
|