JR東日本は、無線LANのアクセスポイントやインターネットに接続できるイーサポートを座席に備えた次世代列車「E993系」の試験走行を2月から開始する。
山手線に投入されている現在の主力車両「E231系」の次の世代の通勤列車を目標として開発されたもので、LAN環境のほかにも専用端末によるインターネットへのアクセスやさまざまな情報サービスなどを列車の中で提供する計画だ。
列車には地上との送受信ユニットおよびサーバーを設置。5両編成のうち4号車には無線LANのアクセスポイントとインターネット対応座席を8席用意する。この座席には、それぞれイーサポートと電源コンセントが用意されており、ノートPCなどを持ち込むことでインターネットに接続できる。
JR東日本によれば、E993系に搭載される新技術を2月から開始する走行試験などで見きわめた上で、今後の車両に反映していく計画だという。
□JR東日本
http://www.jreast.co.jp/
(笠井 康伸)
2002/01/29 18:01
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