ウェブストリームは、東京通信ネットワーク(TTNet)と共同で、異なる方式の動画を統一したインターフェイスでユーザーが閲覧できるようにする実験を行なうと発表した。
現在、インターネット上の動画は、Windows Media Player、RealPlayer、QuickTime、MPEG4などがあり、さまざまな配信サーバーから提供され、ユーザーも複数の閲覧環境を整える必要がある。ウェブストリームでは、こういった複雑さを解消するために、さまざまな形式の動画を簡単に閲覧できる統一インターフェイスを提供する実験を行なう。
コンテンツを配信する側が違う形式のストリーミングファイルを用意した場合でも、ユーザー側は1つのインターフェイスでさまざまなコンテンツを閲覧できるといったメリットがあるという。
実証実験は「同一コンテンツの異なる環境への配信実験」としてウェブストリームを経由した動画配信、「配信サーバーが混在した環境下における統一的な管理技術の実験」としたサーバー管理、そして「配信インターフェイスの動的生成による統一インターフェイス提供実験」とするウェブストリームの“プレーヤー”の提供といった3つのテーマに渡って行なう。
なお、実験は2002年3月まで行なうが、一般ユーザーが実験に参加することはできないという。結果によって4月から実用化をめざす。
□ウェブストリーム
http://www.webstream.co.jp/
(正田拓也)
2002/01/30 17:29
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