日本テレコムは、セガと共同でゲームソフトをはじめとするPC用アプリケーションのオンラインレンタルサービスを開始すると発表した。サービス開始時期は2002年度早期を見込んでいる。料金体系やサービスの詳細は明らかにしていない。
このサービスは、日本テレコムのADSL接続サービス「J-DSL」の拡販の一環として行なわれるもの。配信するアプリケーションは、暗号処理が施された上で適当なサイズのブロックに分割処理され、必要な分量が配信された段階で実行できるようにする。このため、大規模なアプリケーションであっても、待ち時間を最小限にすることができるという。
さらに、配信サーバーとサービス利用者(ユーザー)が極力近くになるようにネットワークを構築。インターネットのトラフィックに左右されないコンテンツの配信環境を用意する。
アプリケーションはサーバーによって管理されるため、ユーザーは利用したいときに必要な時間だけレンタルで使用することが可能になる。ゲームを供給する側にとっても、利用のたびにサーバーに接続して認証を行なうため、不正コピーなどを防止する効果があるという。
日本テレコムは、同社のADSL接続サービス「J-DSL」を利用してコンテンツを配信するためのネットワーク環境を提供。セガは、システムの供給および運営やコンテンツの収集、編集、供給を行なっていく。
すでに2001年12月17日からODNのゲームチャンネル上でモニター試験が行なわれており、セガの「ファンタジーゾーン」「フリッキー」「バーチャコップ2」「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド2」「ザ・タイピング・オブ・ザ・デット」などの配信を行なっているという。
□ニュースリリース
http://www.japan-telecom.co.jp/newsrelease/nr020204_a.html
□日本テレコム
http://www.japan-telecom.co.jp/
□セガ
http://www.sega.co.jp/
(笠井 康伸)
2002/02/04 19:07
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