イーシーリサーチ(ECR)はブロードバンドインターネット市場戦略分析レポートを発行した。その中にはADSL、CATV、FTTHなどのブロードバンド回線の契約数、市場規模、ADSL接続におけるISP契約シェア、コンテンツ市場規模などのデータも含まれ、2005年にはコンテンツ市場が1兆2115億円に達するとした。
レポートによると、2001年のADSL接続におけるISPシェアの1位はYahoo! BBで23.6%、36万回線となっている。また、2位は@niftyでシェアは11.6%、17万7000回線、3位はOCN、4位はBIGLOBEとなっている。
ブロードバンドインターネットの契約者数は285万1000回線となり、前年比348.5%となったという。市場規模は2125億円となり、前年比235.9%となっている。また、今後の予測として2002年には契約数で750万3000回線、市場規模は6430億円に達する見込みという。
コンテンツ市場も伸びが予測され、2002年には市場全体で1565億円、前年比448.7%の急成長の予測を発表した。このうち、メッセンジャー、IP電話、テレビ電話、ビデオメールなどのブロードバンドコミュニケーションは422億円、前年比814%と著しい成長の予測を立てている。
2002年にコンテンツ市場が急成長する理由としては、試験的なものが正式サービスに移行する時期であることや、音楽配信サービスがブロードバンド普及に伴って伸びが期待されるためと分析している。
□イーシーリサーチ
http://www.ec-r.co.jp/
(正田拓也)
2002/02/18 16:56
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