ネットレイティングスは、ブロードバンド・ユーザー利用動向レポート「Internet Media Strategies(IMS)」の1月度月間集計データを発表。これによると同業種の企業サイトでも訪問するユーザーのブロードバンドの利用比率は異なる傾向があるとした。
たとえば、主要なテレビ局のWebサイトで比較すると、ブロードバンドから閲覧するか、ナローバンドから閲覧するかの比率が局によって異なるという。
「フジテレビ」のサイトでは、ブロードバンド利用者が47%、ナローバンド利用者が53%となり、同数に近い。一方でNHKはブロードバンドが33%、ナローバンド67%となり、ブロードバンド利用者の割合が少ない。
ネットレイティングスによれば、フジテレビのブロードバンド比率が高い理由として、インターネット専用の独自番組を配信していることを挙げている。
新聞社のサイトでは、産経新聞のブロードバンド利用者比率が過半数を超えて51%、少ないのは朝日新聞や日刊スポーツの37%となっている
ほかの主要企業サイトでは、トヨタ(47%)、東芝(45%)が高めなのに対し、ソニー(39%)、ホンダ(30%)などは低めになっている。
また、あわせて家庭におけるブロードバンド利用者数も発表された。全体の利用者数はほぼ横ばいだが、ブロードバンド利用者は396万人と2001年12月の360万人から10%増加し、DSL利用者に限っては14.6%増加しているという。
□ニュースリリース
http://www.netratings.co.jp/press_releases/pr_080302.html
□関連記事「ネットレイティングス、ブロードバンド利用動向をレポート」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/01/24/ims.htm
□ネットレイティングス
http://www.netratings.co.jp/
(正田拓也)
2002/03/08 20:15
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