IIJは、「IPv6トンネリングサービス」「IPv6ネイティブサービス」の無料提供期間を延長して2003年3月31日までとし、あわせて「IPv6ネイティブサービス」「IPv6/IPv4デュアルスタックサービス」の提供地域を広げることを発表した。
無料で提供される「IPv6トンネリングサービス」は、IPv4でカプセル化されたIPv6パケットを従来からのIPv4接続を利用してやりとりするサービス。IIJが提供する専用線と個人向けの「IIJmio DSL/SF」「IIJmio FiberAccess/SF」を利用中のユーザーが対象となる。
「IPv6ネイティブサービス」は専用回線によるIPv6接続を行ない、IPv4ネットワークに影響されずにIPv6のネットワークを構築できるサービス。
「IPv6/IPv4デュアルスタックサービス」は無料提供の対象ではないが、1本の専用線で、IPv6およびIPv4両方の接続を提供するサービスで、IPv4パケットとIPv6パケットを同一ネットワークで送受信できる。月額料金は64kbpsで3万8000円からとなる。
また、「IPv6ネイティブサービス」「IPv6/IPv4デュアルスタックサービス」は提供地域が東京、大阪、名古屋、札幌、福岡の全国5カ所に拡大された。
IIJによれば、今回の無料提供期間延長はIPv6アプリケーションが提供されはじめた現在の状況を踏まえ、IPv6普及に向けた市場の動きを支援するためのものという。
□ニュースリリース
http://www.iij.ad.jp/pressrelease/2002/ipv6.html
□IIJ
http://www.iij.ad.jp/
(正田拓也)
2002/03/12 12:20
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