フュージョン・コミュニケーションズは、2001年4月1日に開始したIP中継電話サービスによる市外・国際電話サービスで、3月末までの1年間に120万回線の利用者を獲得したと発表。同時に、IP加入電話の商用サービスを夏ごろに開始することを明らかにした。
IP中継電話サービスは、従来の固定電話サービスの回線交換方式による中継網をIPネットワークに置き換えて提供するもの。フュージョン・コミュニケーションズのサービスでは市外電話が全国3分20円の一律料金で、回線数は当初年間目標の100万回線を上回り、売上総額も100億円を超える見込みであるという。
サービス2年目となる今年は、ADSLやCATVなどの常時接続ブロードバンド加入者回線から音声をIP化して発信するIP加入電話サービスに参入する。基本プロトコルには、SIP(Session Initiation Protocol、IETFが規定するVoIPの呼制御プロトコルの一種)を採用。本日よりSIP対応のIP電話端末を開発するメーカー各社に対して、実証実験の参加募集を開始した。実証実験を経て、商用サービス開始は今年夏ごろを予定している。
□ニュースリリース
http://www.0038.net/press/nw020401.html
□フュージョン・コミュニケーションズ
http://www.0038.net/
(工藤ひろえ)
2002/04/01 17:36
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