情報処理振興事業協会(IPA)は、2002年1月から3月の不正アクセス届出データを発表した。届出件数は239件で、前年度の62件に比べて4倍近くに急増している。
IPAによると、急増の要因としては一般ユーザーによる届出数の増加が挙げられるという。2001年の届出件数のうち、一般ユーザーの占める割合は3割程度だが、今回の調査期間では全体の7割を占めている。
届出全体のうち、ファイアウォール等で防御されたため、未遂に終わった不正アクセスの数が全体の6割を占める150件、実被害があった数が75件となっている。被害原因のトップはバージョンが古い、またはパッチが未導入であったなどの理由が15件、次いで設定の不備によるものが12件。26件が原因を特定できていないという。
囗2002年第1四半期[1月~3月]不正アクセス届出状況
http://www.ipa.go.jp/security/crack_report/20020424/02q1.html
囗IPA
http://www.ipa.go.jp/
(甲斐祐樹)
2002/04/26 17:34
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