マイクロソフトは、MSN Messengerなどに含まれる「Miscrosoft MSN Chat」に不正なプログラムが実行される可能性があるとして、修正プログラムを配布開始した。
今回修正された問題は、悪意のあるユーザーが作成したWebサイトにアクセスすることで、プログラムが自動的に実行されてしまう可能性があるというもの。このため、不正なプログラムがインストールされてしまったり、ハードディスクが勝手にフォーマットされたり、他への攻撃の踏み台になってしまうおそれもある。
修正プログラムはMicrosoft TechNetから無償で配布される。この修正プログラムは、「Miscrosoft MSN Chat」の有無を判断して適用するため、マイクロソフトでは自分のパソコンにインストールされているか判断できない場合でも、修正プログラムを適用してほしいと呼びかけている。
□「MSNチャットコントロールの未チェックのバッファによりコードが実行される」に関する情報
http://www.microsoft.com/japan/technet/treeview/default.asp?url=/japan/technet/security/bulletin/MS02-022ov.asp
□Microsoft TechNet
http://www.microsoft.com/japan/technet/
□MSNチャット
http://chat.msn.co.jp/
(正田拓也)
2002/05/09 18:41
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