ヤマハは、同社のルータRTW65b、RTW65i、RTA54i、RT60wの新ファームウェアを公開した。Universal Plug and Play(UPnP)、IPv6に対応しIP電話機能についてのバージョンアップが図られた。また、RTW65b、RTW65iではVPNサーバー機能も搭載した。同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。
今回公開されたファームウェアは、RTW65b、RTW65i用は「Rev.5.03.21b」、RTA54i用は「Rev.4.05.06b」、RT60w用は「Rev.5.02.20b」となっている。いずれも動作保証のないベータ版となる。
IP電話機能では、ネットボランチDNSに対応することにより、固定IPアドレスでない環境でもネットボランチDNSから割り振られた独自の8桁の番号によりIP電話相互の発着信が可能になる。ネットボランチDNSはヤマハは運営する独自方式のDNSサービスで利用料は無料。
RTW65b、RTW65i用のファームウェアでは、インターネット上から自宅のネットワーク内へアクセスを可能にしたVPNサーバー機能を新たに搭載した。Windowsに標準搭載されるVPNクライアント機能でセキュリティを確保した通信や、RTW65シリーズ相互のVPN通信が可能を可能とした。
□関連記事「ヤマハ、VoIP機能に対応したルータ「RTW65i」用のファームウェア」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/02/18/yamaha.htm
□ネットボランチ
http://netvolante.jp/
□ヤマハ
http://www.yamaha.co.jp/
(正田拓也)
2002/05/16 12:59
|