音楽配信を行なうミュージック・シーオー・ジェーピー(MCJ)とデジタルメディア変換技術を持つジェネリックメディアは、MCJの動画配信事業においてジェネリックメディアのGMPS(Generic Media Publishing Service)を採用するなどの包括的な業務提携を行なうと発表した。
GMPSはナローバンドからブロードバンドまで対応し、RealPlayerやWindows Media Playerといった視聴環境を限定することなくマルチフォーマットで配信を可能にするサービス。GMPSのアクセス制御とMCJの課金システムを接続することで、有料コンテンツの配信ができるという。
このシステムを利用し、MCJでは現在配信しているアニメーションコンテンツの「アニメディア」に加え、音楽コンテンツ、教育コンテンツなどの動画配信サービスを拡充していく。また、ASP事業として動画配信サービスを提供予定のコンテンツホルダーなどにも、配信システムと課金システムを組み合わせたものを提供していく計画もある。
MCJは20万人の会員を有し、MP3・MIDIデータ・カラオケデータなどを配信している。MP3データの販売では著作権保護機能としてカプセル化やデジタル透かし処理などを採用、デジタル権利センターによる著作権分配システムも完備している。ジェネリックメディアはエンドユーザーのデバイスおよび帯域に合わせたフォーマットへの自動変換や配信をサポートする技術を持ち、国内でもSMPSの採用事例があるという。
□ミュージック・シーオー・ジェーピー
http://www.music.co.jp/
□アニメディア
http://www.animedia.co.jp/
□ジェネリックメディア
http://www.genericmedia.co.jp/
(正田拓也)
2002/06/07 19:06
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