トレンドマイクロは、自社で提供する「ウイルスバスターオンラインスキャン」で誤った警告が発生する問題を公表した。特定の環境下でレジストリのキーが削除されることがあるという。
ウイルスバスターオンラインスキャンは、Web上でウイルスを検出できる無料サービス。検出されたウイルス感染ファイルに対しては、「削除」はできるが、駆除や修復を行なうことはできない。サポート対象外サービスのため、トレンドマイクロでは問い合わせの対応などをできかねるとしている。
今回公表された問題点は、「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run」レジストリに「internat.exe」が存在する場合、誤ってウイルスと検出、上記レジストリを削除してしまうというもの。Windows 9xのみで発生するという。
トレンドマイクロは対応策として修復用のレジストリファイルをWebサイトで公開している。ダウンロードしたファイルを実行するだけで復元可能であり、ユーザーがレジストリエディタで編集を行なう必要はないという。なお、レジストリエディタで編集を行なった場合の結果については保証できかねるため、ユーザーの自己責任において利用するように注意を促している。
囗オンラインスキャンで発生した誤警告について
http://www.trendmicro.co.jp/hcall/tsc_reg.htm
囗オンラインウイルススキャン
http://www.trendmicro.co.jp/hcall/
囗トレンドマイクロ
http://www.trendmicro.co.jp/
(甲斐祐樹)
2002/06/07 20:47
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