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  イー・アクセスは、日本テレコムの個人向けADSL事業の営業譲渡を完了したと発表した。譲渡内容には、日本テレコムの全国842のNTT局のADSL関連設備とADSLに関する営業権が含まれる。  これに伴い、既存の日本テレコムのプロバイダー「ODN」が提供するADSL接続サービスの「J-DSL」は日本テレコム1社からの提供が、ADSL回線部分はイー・アクセス、ISP部分は日本テレコムからと変更される。イー・アクセスはプロバイダーにホールセール型でADSLサービスを提供しているため、譲渡後のJ-DSLユーザーが受けるサービス、料金の支払先、利用料金などに変更はない。  今回の譲渡で、イー・アクセスとJ-DSLのサービスエリアの統合が行なわれ、イー・アクセスのサービスエリアは全国で875局となる予定。しかし、現在のところイー・アクセスのエリア拡張の日程などは明らかにされておらず、J-DSLのエリアについて、イー・アクセスからの申込みも受け付けていない。  なお、イー・アクセスは今回の譲渡のため、追加設備資金を合わせ総額100億円(うち約55億円はみずほ銀行)をプロジェクトファイナンスとして調達した。これは特定の事業に限定して融資が行なわれるもので、返済も特定事業の利益から行なっていく。 
 □ニュースリリースhttp://www.eaccess.net/jp/press/2002/pr020617.html
 □イー・アクセス
 http://www.eaccess.net/
 
(正田拓也)2002/06/17 21:41
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