ソフォスは、先日発見が報告されたJPEGファイルに感染する新種ウイルスについて、フィリピンの青年が作成者と名乗っていることを発表した。
この発表は、海外のニュースメディアである「INQ7.NET」とのインタビューによって明らかにされたもの。作成者はフィリピンに住む21歳のPaul Glenerson B. Amuraoと名乗る人物であるという。この人物はフィリピン大学の文化祭でMicrosoft Visual Basic 6を使用してウイルスを作成したとしており、同ウイルスを「いつ爆発してもおかしくない時限爆弾」と例え、「ウイルスアナリストに認識させることができた」とコメントしている。
ソフォスの代表取締役社長であるアラン・ブロデリックは、この人物がウイルスを作成したという証拠はないとした上で、「こういった悪意のあるソフトウェア作成者が、自分たちの行なっている行動を格好いいと思うことは不穏なことである」とコメント、このウイルスがユーザー環境では発見されておらず、発見されることもないという考えを改めて示した。
囗ニュースリリース
http://www.sophos.co.jp/virusinfo/articles/perrun2.html
囗関連記事:ウイルス対策ソフトメーカー各社、JPEGを媒体として感染するウイルス
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/06/17/jpgvirus.htm
囗ソフォス
http://www.sophos.co.jp/
(甲斐祐樹)
2002/06/19 17:12
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