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無線LANアクセスポイントEXと802.11aアップグレードキット |
NECインフロンティアは、オフィス向けのIEEE 802.11bに対応した「無線LANアクセスポイントEX(PK-WL010)」にIEEE 802.11aの無線LAN機能を追加する専用オプション「802.11aアップグレードキット(PK-WL010-01)」を発表した。7月30日から販売を開始し、価格はオープンプライス。
802.11aアップグレードキットは、PCカード形状の無線部とダイバーシティアンテナからなるもの。無線部の伝送距離は屋内の見通し距離では約15m。現在は法規の関係で利用できないが、屋外の見通し距離では40mの伝送が可能という。
「無線LANアクセスポイントEX」は、発表時からIEEE 802.11aオプションの発売が予告され、今回発表された802.11aアップグレードキットを利用することにより、IEEE 802.11bに加え、5GHz帯を使い最大54Mbpsの通信速度を持つIEEE 802.11aの両方を同時に使用できるアクセスポイントとなる。NECインフロンティアによると、今後はIEEE 802.11gをサポートするオプションの開発も行なっていくという。
なお、今回のオプションの発表と同時に「無線LANアクセスポイントEX」「無線LANアクセスポイントE」を有線LANケーブルから電源供給する「Power over Ethernet」関連商品も発表された。有線LANケーブルにデータと電源を混合する「インジェクタ」と、アクセスポイント用の電源とデータに分離する「スプリッタ」からなり、「1ポートDCインジェクタ(PK-WL011S01)」が3万9800円、「スプリッタ(PK-WL012S01)」が2万4500円となる。このほか、インジェクタには6ポートタイプ、12ポートタイプも用意される。
□関連記事:NECインフロンティア、IEEE802.11aに対応可能な「無線LANアクセスポイントEX」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2001/12/27/necin.htm
□NECインフロンティア
http://www.necinfrontia.co.jp/
(正田拓也)
2002/07/01 21:21
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