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Exploit-Mimeのレポート(7月15日) |
日本ネットワークアソシエイツ(NAC)は、7月15日に発生した「W32/Frethem.l@MM(フレゼム)」について、同社のデータセンターによるレポートを発表した。これによると、W32/Frethem.l@MMは15日の15時頃から感染し始めたという。
W32/Frethem.l@MMは7月15日に発見されたウイルスのため、データセンターではInternet Explorerのセキュリティホールを利用し、プレビュー感染を行なうウイルス「Exploit-Mime」の1種として検出している。これによると、Exploit-Mimeの検知数が15時を境に683と急増し、1時間前の検知数である64に対して10倍以上の数値を示した。NACではこの時点でW32/Frethem.l@MMが広がり始めたと推測している。
Exploit-Mimeの検知数は16時にも683と高い水準となっていたが、18時以降はいったん沈静化した。しかし、翌16日の9時には再び700近い検知数となっており、NACによれば、このほとんどがW32/Frethem.l@MMであるという。16日にはW32/Frethem.l@MM単独のレポートも発表されており、9時の検知数は約300となっていることから、17日のW32/Frethem.l@MM検知数については1000近くに達したことになる。
□ウイルス「W32/Frethem.l@MM(フレゼム)」のレポート
http://www.nai.com/japan/prelease/pr_02A.asp?pr=02/07/16
□関連記事:トレンドマイクロ、プレビュー感染するウイルスの亜種
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/07/15/frethem.htm
□NAC
http://www.nai.com/japan/
(甲斐祐樹)
2002/07/17 19:28
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